まいにちいろいろ

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【新学期と不登校・・・「逃げてもいいんだよ。」を考える】「学校から逃げたかったけど叶わなかった」私。もし昔の自分の傍にいてやれたら。やってあげたかった事


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新学期。今日は小学生は午前授業だったようで。

昼頃外を歩いていたら、たくさんのかわいらしい小学生と
すれ違う。

1人で帰宅している子に目がいくのは、私が敏感すぎるから?

 

さて。上野動物園が逃げてもいいんだよ、という呼びかけを
して、話題になっていました。


今はネット社会なので、このような情報やメッセージが
当事者の小学生、中学生、高校生などに届く機会が増え
ネットがなかった私の学生時代よりも、悩みを解くカギが
見つけやすい時代になったのかな。

そうだといいのだけど。

 

ただ。やっぱり子供は子供ですから、逃げた後のことを
大人が手助けしてあげないと、路頭に迷うわけで、安易に
逃げて、とだけ言うのは、それを行動に移した子供を
さらなる迷い道へと追いやることにもなりかねません。

 

私も学校を辞めたい、行きたくない、と思った時期がありました。
中学3年くらいだったかな。

原因はいじめではなく、学校になじめなかったから。
私立の中高一貫校に入っていましたので、このなじめない環境に
あと3年以上いなくてはいけない、ということが我慢できなかった。

ちょうどその頃、雑誌で、とある俳優さんが、

「学校になじめなくて、自分で資料を取り寄せて、
オーストラリアの学校に入学した」

というエピソードを話していたので、海外に行ったら新しい世界が
開けるかもしれない、なんて淡い夢を抱いていた。

でも、サラリーマン家庭の我が家では無理だろうし、そもそも
結構な額の入学金授業料を払って、親は私立に行かせたわけだ。

本当はそのお金を、私が希望した進路に向けての資金に使って
欲しかったが、10代そこそこの子供に、そんなことを交渉できる
力もあるわけがなく。

 

それでもどうしても自分で環境を変えたかった。

思い切って、当時地方都市に単身赴任をしていた父親の元へ、
1人出掛けた。

父親が帰宅するまでの間、自転車で赴任先の高校を見て回った。
ここの高校に入ったらどうなるんだろう・・・

 

帰宅した父は、私を寿司屋へと連れて行ってくれた。
カウンター席に座るのは大人になってからだ、という父の意見
に従い、テーブル席へ。

寿司をつつきながら、私は思い切って父へ言葉を投げかけた。
私が学校でなじめないで悩んでいることを、少しでも察して
欲しかった。

「学校やめたいな、って思ってる」

すると父は・・・・

「やめて、どうするの?」

・・・・。

中学生の私は、何も言葉が返せなかった。

次の日、私は自宅へと帰った。結局それで終わり。

なじめない、という感覚を抱えながら結局私は、

学校を辞めることなく無気力なまま高校卒業を
迎えた。

 

いま。時々当時のことを思い出す。

あの時学校をやめないで良かった、そう思っているか?

答えは・・・NOだ。

 

大学卒業後に教育関連の会社に勤めて感じた。

中学高校で学校を辞めて転校したって、大学で取り返せる。

現代は、不登校生、学校になじめない子に向けて、沢山の
選択肢があるように感じる。

今、かあいがもんさんが受験している高卒認定や、

www.otousan-diary.com


不登校生などがたくさん入学、編入する地方の高校もあるし、
予備校にだって高卒認定と大学受験を同時支援するコースもあるし。

もちろん、私があこがれた、海外への進学だってある。

就職などで重視されるのは、大学名や大学での活動がメイン。

中学や高校で多少つまづいたって、大学受験で成功して
名の通った大学に入れば、何の問題も起こらず人生を
続行できる、そう気付いたのは大人になってからだった。

 

私が当時本当に学校を辞めたくて、それを何年も悩んで、
でも辞めることができなかったのは。

相談にのってくれる大人がいなかったから。

中学や高校を辞めたって、大学受験をする方法は
いくらでもあるし、そういうドロップアウト組が
集まっている高校だってある。
それで有名大学で大学生活をしっかり送れば、
まわりの人間とほぼ同じ体で社会に出られるのだ、と。

 

そういう選択肢を与えてくれる、そして親を説得して
くれる、そんな大人がまわりにいたら。。。
(その道を示してくれるのが実の親であれば
理想的なのでしょうが。)

私はもっと、自分の意思で選び、楽しもうと積極的に、
勉強も、私生活も充実した学生時代を送れたのではないか。

今でも時々そう思う。

 

だから。逃げてもいいんだよ、だけじゃなくて。
逃げた後に、きちんとその子の相談にのってあげてほしい。
人生には沢山の選択肢があって、まだ大人になってないキミ

(小学生や中学生や高校生)は、まだ全然間に合う。

大人になるまでに時間があるのだから、それまでに
自分の道を見つけるために、どんな風にやりなおしたいか。
しっかり聞いてあげて、たくさんの選択肢を与えて
選ばせてあげてほしい。

 

そして。18歳を超えたら、やり直しが徐々に難しくなる。
そのことも、しっかりと伝えて。

それまでに、自分はどの道で生きていくのか。
しっかり考えられるように導いてあげてほしい。

 

あの頃の、救えなかった私へ向けて書いてみました。

・・・でも。今は、しあわせです。だからいいけどね。

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